1990年代初頭に英国の SPLOSH! 、および米国のMessy Funと出会った。英国は、後にWAMと呼ばれる"wet and messy fun"発祥の地であり、SPLOSH!はロンドンで発行されていた同ジャンルの専門誌である。Messy Funは同ジャンルの写真およびビデオ作品を制作するプロダクションであり、テキサス州においてRob Blaine氏（故人）が設立、運営を行っていた。槙村は作品を購入する傍ら、同氏と数年間にわたり手紙を交わし、その薫陶を受けた。

 

1995年秋、HPS（東京都のビデオプロダクション。現在の屋号はMIRAIDO）と出会う。同社の全面的な協力を受け、英国・米国より"wet and messy fun"、および隣接ジャンルである"underwater"を日本国内へ向けて紹介、発信した。当時日本には、これらはジャンルとして存在していなかった。活動の一環として、本邦初となる"messy fun"ビデオ作品、"Messy Art Japan Vol. 1"（1996年）ほかを監督した。